HGUCジムキャノン その2
気泡埋め~
…の前に、やらなきゃいけないことがありました (^^;
パーティグライン消し。
パーティングラインを消して、離型剤を落として、それから気泡埋めです
離型剤を落としてからパーティングラインを消す手順をとる人もいますが
私の場合、パーティグライン消しが先です
特に理由は無いのですが、そのほうが離型剤の付いた面もある程度先に削れるので、
なんとなくお得感があるっぽい気がする …とか
内部のキシレン成分を少しでも早く揮発できるっぽい気がする …とか
気分的な問題なので… (^^;
離型剤落とすときに削りカスも落とせて、手間が減る… ってのはあるかも?
(離型剤とキシレンについては今後解説します)
パーティングラインとは、
成形型の分割面の跡が成形品のほうに線状に残ったものです
(プラモデルも含め、未加工の成型品には特殊な場合を除いて全てに発生します)
判りやすくマジックでなぞってみました
これを紙ヤスリなどでパーツごとにちまちまと消していきます
広い面にパーティングラインがある場合、『線を消す』 と言うよりも、
『線のある面を全体的に少し削って平らにする』 ほうが楽です
組み立て後に見えなくなる部分は消しません 無駄なので
(どの部分なのかは、仮組みの際にチェック済み)
大手メーカーの商品や、
個人やサークルの商品でも大手製造業に生産依頼した商品でしたら
最近はあまり見かけないのですが、
古い商品や個人で成形した商品では
パーティングラインどころか成形ラインで大きくズレてる場合もあります
無理矢理削ったりしてごまかすか
パテ盛って、削って、パテ盛って、削って… を繰り返して直すか
似たような素材やパーツを探して取り替えるか
あきらめて一から作り直すか… などなど
…しかありません
これがずっとガレージキットを敷居の高いものにしていた
原因のひとつなんですよね…(^^;
あと、パーティングラインではないのですが、
鋭角に彫られた細いラインに起こりがちな問題
↓
線がウネウネと波うっているのが判るでしょうか?
これは同じ型で何回も成形してるうちに型が変性劣化したために起こります
起こりやすいのは上記のような細くて鋭角な谷間状のライン
逆に言えばこの部分の成形型は 『薄くなった山型状のライン』 であるため
薄いがゆえに型全体よりも早く劣化してしまう部分なのです
もちろん、メーカーさんがこうなった段階で型を破棄して、
新品の型に取り替えてくれれば何も問題は無いのですが、
たぶんメーカーの採算が取れなくなるか、商品定価がもっと高くなります
ここはユーザーのほうで諦めましょう(笑)
まあ、この程度のものならば
デザインナイフの先でなぞるように削ってやれば、ある程度直ります
力を入れすぎないよう、イッペンにやろうとせず少しずつ …がコツ
ちなみにパテ等で修正しようとすると、
パテ盛って、削って、パテ盛って、削って… の地獄を味わうことになります たぶん。
というわけで、これからパーティングライン消し作業なのですが
手持ちの紙ヤスリがほとんど無いので、今日はここまでっ!
明日買わなきゃ…
パーティングラインを全て消し終わったら、次の更新をします
たいした作業量ではないので、そんなに先ではありません たぶん。
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